腎症は糖尿病の高血糖の結果
高血糖が長期間続くと
糖尿病の血糖値が高いと危険
糖尿病の治療をしないまま高血糖状態が続くと、腎機能は悪化し続けます。
血糖値の高い状態が長期間続くと、全身の動脈硬化が進行して、腎臓の毛細血管の細かな血管が壊れ、詰まったりして老廃物をろ過することができなくなるとされています。

無症状で腎不全が出現します
腎不全が悪化した状態とは
命にかかわる状態になること
“腎不全”になると慢性腎炎や高血圧などが原因の腎不全と同じように尿毒症症状(息切れ、貧血、食欲不振、全身倦怠感など)が出現します。
糖尿病の適切な治療を受けていないと、透析が必要な”腎不全“まで進行してしまいます。

糖尿病性腎症の病期分類は
腎臓の機能は失われて機能しなくなると、腎臓の代わりになる治療が必要になり、血液透析、腹膜透析、移植などの、いわゆる腎代替療法が必要となり、次の5つに分けられています。
- 第1期 腎症前期
- 第2期 早期腎症期
- 第3期 A・B 顕性腎症期
- 第4期 腎不全期
- 第5期 透析療法期

まずは血糖コントロールを
悪化させないために早い治療
症状を悪化させないためには、早期に治療を始める必要があります。
治療の中で最も大切なのは
運動療法・食事療法のほか、血糖値を下げる服用や注射などを正しく用い、血糖のコントロールをきちんと行って重症化を防ぐことです

腎臓病の食事で一番のポイント
高カリウム血症に注意しましょう
食事で一番のポイントは塩分とタンパク質の摂取量です。
塩分は控えることがとても大切で、
6g未満/日が推奨されている塩分の量です。
腎機能が低下するとカリウムの排泄も減少し”高カリウム血症”が認められます。
したがって、カリウム制限が必要になります。
カリウム摂取量を1,500mg以下/日に制限します。
腎臓に障害があると、カリウムを十分に尿に排泄することができずに、体内に蓄積してしまい、血中のカリウム濃度が上がって不整脈、突然死するリスクが高まります。
腎臓病での塩分の量は、3g/日以上6g/日未満が推奨されています。
蛋白制限は標準体重当たり0.6~0.7g/日が推奨されています。
挫けずにゆる習慣を続けましょう
糖尿病の宿命で治療は休むことなく続ける必要があります。
心臓病、脳卒中、腎臓病などの深刻な合併症を予防するために、食事や運動を行い、服薬や注射をきちんと守って予防に努めましょう。
焦らず くじけず 頑張りすぎない “ゆる習慣”で継続することが大切です。
ゆるっ歩は幸いにも現時点未体験ですが、そうならないために努力中です。


